金峯山寺は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある寺院。7世紀に活躍した山林修行者が開いたとされ、本堂は蔵王堂と呼ばれる。これまで何度か消失と再建がくり返されており、現存する蔵王堂は1592年に再建されたもの。室町末期を代表する建築物で、東大寺大仏殿に次ぐ木造の大建築である。秘仏本尊である蔵王権現3体のほか、多くの尊像が安置されている。全国でも珍しく「福は内、鬼も内」と唱えることで知られる節分会をはじめ、重要な年中行事の会場ともなっている。アクセスは、吉野ロープウェイ「吉野山駅」より徒歩約10分。ロープウェイの起点である「千本口駅」までは、近鉄吉野線「吉野駅」から徒歩約3分で行ける。参拝客が利用できる専用駐車場はないが、吉野駅近くに無料駐車場「吉野山下千本駐車場」がある。吉野といえば桜の名所で、春には大勢の参拝客で華やかな賑わいとなる。近隣には吉水神社や如意輪寺といった有名な寺社がたくさんあるほか、吉野温泉の楽しめる旅館も多く、一度は訪れてみたいスポットだ。
- 住所
- 奈良県吉野郡吉野町吉野山地図
- アクセス
- ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩約10分
- 駐車場
- 専用駐車場なし
- 公式サイト
- http://www.kinpusen.or.jp/