興福寺は、 南都六宗の一つである法相宗の大本山として知られており、阿修羅像で有名な奈良県奈良市にある寺院だ。天智朝だった669年、釈迦三尊、四天王などの諸仏の安置のために山背国に造営された「山階寺」が起源とされており、現在でも興福寺の別称として山階寺が使用されている。710年の平城遷都の際に藤原不比等によって「興福寺」と名付けられた。2010年には創建1,300年の大きな節目を迎えた。伽藍には、国宝館、東金堂、北円堂、南円堂、五重塔、三重塔、仮講堂、大湯屋、本坊、菩提院大御堂などが含まれている。国宝館内には、国宝も多数所蔵しており阿修羅像をはじめ乾漆八部衆立像、迦楼羅像などである。北円堂、東金堂、三重塔、五重塔も国宝だ。重要文化財も多数所蔵している。霊場の札所としても指定されている。毎年5月に奉納される南大門の「般若の芝」で催行される「薪御能」は、日本全国の野外能の本家本元とされている。10月には五十塔のもと東金堂前庭で 「塔影能」が奉納されている。最大で普通車46台、バス16台の収容が可能な有料駐車場があり、車いす利用者やお子様連れのために多目的トイレも設置されている。近鉄奈良駅から東へ徒歩約5分とアクセスもよい。
- 住所
- 奈良市登大路町48番地地図
- アクセス
- JR奈良駅 奈良交通市内循環系統に乗り5分 バス停県庁前下車すぐ
- 駐車場
- 普通車 最大収容数 46台 バス 最大収容数 16台
- 公式サイト
- http://www.kohfukuji.com/